おむつポーチができるまでを紹介させていただきます
まずは、表地、裏地、それぞれのパーツを裁断します。
裁断したパーツに接着芯を貼ります。
アイロンの温度は低温~中温くらいです。
画像のように、接着芯の上にパーツを置き、アイロンを押し当てます。
※ アイロンは滑らせないことがポイント
※ 1ヶ所10秒ずつくらい押し当てる
※ 生地の中心から外側に向かって貼っていく
その後、そのまましばらく放置。
温度が下がる時に、のりが固まってしっかりと接着するようです。
しっかりとのりが固まったら、パーツの形に接着芯を切ります。
接着芯は、生地の厚さや、完成したときにどれくらいカッチリ仕上げたいか・・などによって使い分けています。
また、部分的に、不織布の接着芯を使うこともありますが、バッグや、このおむつポーチは不織布ではなく、布接着芯を使っています。
不織布に比べて、お値段かなり割高になりますが、完成度を比較すると、断然布接着芯の方が綺麗に仕上がります。
色々作ってみて、接着芯はかなり重要だと感じています。
同じように作っても、接着芯で失敗したり、シワが寄ってしまうと残念な仕上がりになります。
このおむつポーチに関しては、パーツのほとんどに接着芯を貼っています。
この接着芯を貼るという作業だけでかなり時間がかかります。
が、やはり丁寧にやっておきたい、手抜きのできない作業だと思います。
タブを付ける
タブを3つ作り、3ヶ所に付けます。
革の持ち手と、ショルダーを取り付けるDカンです。
内ポケットを付ける
内ポケット2つを作り、裏地に縫い付けます。
片側のポケットは中央で2つに仕切り、カシメを打ちます。
コンシールファスナーを付ける
まず、押えを 「コンシールファスナー押え」に付け替えます。
押えに溝が2つあるので、ファスナーのムシを溝に合わせて取り付けます。
こちら側は、ムシを左の溝へ
↓
こちら側は、ムシを右の溝へ
↓
おしり拭き収納部分になるファスナーですが、この部分をなぜコンシールファスナーにしたかについては、こちらで詳しく説明しています。 ⇒ 多機能!こだわりおむつポーチ
おしり拭き収納部分を本体に付ける
コンシールファスナーを取り付けた、おしり拭き収納部分を本体に縫い付けます。
本体メインのファスナーを付ける
押えを、「コンシールファスナー押え」から、通常のものに戻します。
ファスナーは、「ファスナー押え」を使ってもいいのですが、このタイプのファスナーであれば、通常の押えでも大丈夫です。
裏地の1ヶ所だけ、返し口として開けておきます。
側面を縫う
点線のように、側面を縫います。
マチを付ける(表・裏ともに)
縫い代をアイロンで割る
縫い代をアイロンで割って、マチの部分は側面側に倒します。
返し口から表に返す
表に返したら、内側を本体表側に入れます。
ファスナー部分を押えミシンする
革の持ち手を付けて完成です。
おしり拭き収納部分
コンシールファスナー押えを使って取りつけ、押えミシンは無しにしています。
パっと見、ファスナーがあまりわからない感じです。
ショルダーを作る
ショルダー部分にも接着芯を貼っています。
ショルダーに使うパーツは、左から、
・ナスカン ・Dカン ・カシメ ・工具 です。
カシメは、画像の工具を使って穴を開けてから付けます。
せっかく丁寧に作っても、カシメなどのパーツで失敗すると台無しになってしまうので、ここもかなり慎重に行っています。
パーツを付けたところ
ショルダーは、長いものと短いもの2本でできています
長い方に、Dカン2つを付けて、短い方で長さ調整できるようにします。
完成したショルダーを取り付ける
このようにして出来上がりました。
以上が、おむつポーチができるまでの工程です。
1つ1つ手作業で、丁寧に作っているということが、伝えられたらいいなぁと思っています。
解りにくいところもあると思いますが、最後までお読みいただきありがとうございます。
※ショルダーは以下のデザインに変更になっています
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